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吉行耕平 The Park

2011年6月29日(水) - 7月18日(月・祝)
OPEN 11:00 - 19:00
会期中無休(※イベント時閉廊)

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ABOUT THE EXHIBITION

吉行耕平は1946年広島県生まれ。プロカメラマンを目指して上京した70年代初頭に、夜の公園に集い屋外で絡み合うカップルやそれを覗き見る人々を赤外線フィルムで撮影、72年に『週刊新潮』にその一部が掲載され話題となりました。昼間の公園とは大きく姿を変えた夜の公園で繰り広げられるこの不思議な光景を、なんとか写真に定着させたいと感じた吉行は、暗闇でも撮影可能な赤外線フィルムと赤外線ストロボの併用による撮影方法を研究するとともに、シャッターを押すことなく夜の公園に幾度となく通い、まずは覗き屋たちの仲間となりました。というのも、自由に撮影するためには、カメラを持ってはいるが吉行もまた覗き屋仲間の一人に過ぎない、と覗き屋たちに認めさせる必要があったからです。こうして、71から73年の新宿公園、そして少し時期を置いて79年の外苑前の公園で撮影された写真群は、80年に写真集『ドキュメント・公園』としてまとめられました。写真集出版前年の79年に東京で開催された個展では、来場者は懐中電灯を片手に、暗い会場内で等身大に引き伸ばされた作品を見るという、観客に覗き見を体験させるような展示でした。

時を経て、00年代半ば頃から写真集『ドキュメント・公園』が、主に海外の写真集コレクターの間で話題になり始めました。写真集を通して吉行の写真は、日本の70年代の、写真史に類例のない極めてユニークな写真表現として海外で評価が高まり、撮影からおよそ30年を経て「The Park」として新たな注目を浴びることになります。07年にニューヨークで開催された海外初の個展は、『ニューヨーク・タイムズ』はじめ多くのメディアでとりあげられ、以降、世界各地で個展が開催され、さまざまなグループ展やアート・フェスティヴァルで展示され、現在に至っています。

こうした海外での吉行の作品の再評価は、70年代の日本の写真が国際的に高い評価を得ているという周辺状況に加え、このシリーズが、覗き見行為における見る見られる関係性、写真家と被写体における見る見られる関係性、さらには、写真と写真を見る者の関係性といった重層的な視線を孕み、それがまさに写真というメディアの本質をも浮き彫りにしていることによります。

本展ではこの「The Park」シリーズより約40点を展示いたします。


EVENT

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トーク・イベント
吉行耕平×末井昭(編集者/白夜書房取締役編集局長)

80年代に創刊された伝説の写真雑誌『写真時代』の編集長であった末井昭氏と、その雑誌で数多くの作品を発表していた吉行耕平氏の奇跡の対談!当時の時代背景から吉行氏の写真表現についてお話いただきます。

日時 : 7月3日(日) 15:00スタート
料金 : 1,000円
定員 : 50名 (座席予約先着順)


ARTIST

吉行耕平

吉行耕平(よしゆき・こうへい)
1946年広島県生まれ。72年、夜の公園に集うカップルやそれを覗き見る人々を赤外線フィルムで撮影し『週刊新潮』に連載して話題となる。74年からは、英国通信社の専属カメラマンとして勤務。78年にフリーとなり、『Focus』や『写真時代』などの雑誌を中心に活動。79年、個展「公園」(駒井画廊)開催。写真集『ドキュメント・公園』に掲載された写真を新たにプリントし、2007年ニューヨーク、Yossi Milo Galleryにて個展「The Park」を開催、これを皮切りに世界各国で個展多数。作品集に80年『ドキュメント・公園』(せぶん社)、92年『赤外光線』(北宋社)、07年『The Park』(Hatje Cantz/Yosshi Milo Gallery共同出版)など。作品は、ニューヨーク近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、メトロポリタン美術館など多くの美術館に収蔵されている。


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